サーバーサイドの開発の際には、ターミナル上でファイルの追加や編集などの作業をする機会が多いですよね。
そんなときに便利なのがVimです。
動作も軽く、コマンドですべての作業を行うことができるので、慣れてくればキーボードから手を離さなくてもサクサクコーディングができます。
Vimで作業している先輩などを見て、憧れた人もいるのではないでしょうか?
私も、Vimを手足のように操作する先輩の姿を見て「すごいなぁ」と思ったことがあります。
そんなVimですが、コマンドが色々とあるため、なんとなく難しそうだったり、とっつきにくそうなイメージを持っていたりしませんか?
実は最低限の編集をするだけであれば、覚えるべきコマンド数はとても少ないのです。
より上を目指すのであれば、もっとたくさん覚えるべきことはあるのですが、それはVimに慣れてきてからで大丈夫です。
まずは、Vimでファイルを編集することに慣れることを優先しましょう。
そんなわけで、今回はVimで最低限の作業をする方法についてご紹介しますね。
Vimでファイルを編集する手順
ファイルを編集する手順は以下の通りです。
- vimコマンドでファイルを開く
※ファイル名の指定は、hoge/fuga/test.txtなどのようにパスを含んでも大丈夫です。
vim {ファイル名}
- 「i」を押してインサートモード(編集用のモード)にする
※インサートモードになった場合、ターミナルの下部に-- INSERT --
と表示されます。
- 編集をする
esc
キーでインサートモードから戻る
:wq
で上書き保存をする
これは:
でコマンドモードにし、w
で上書き保存、q
でvimを終了する、というコマンドです。
編集を破棄する場合は:q
で、それでもうまく終了できない場合は、:q!
で強制終了することができます。
これで編集作業は終わりです。
どうでしたか?
基本的に5ステップで作業は完結するので、思っていたよりも簡単だったのではないでしょうか。
慣れてきたら、以下の記事に記載されているようなコマンドを使ってみてもいいと思います。
参考:Vimコマンド : 便利一覧
終わりに
今回はVimで最低限の作業をする方法についてご紹介しました。
慣れてきたら他のコマンドを覚えてみると面白いですよ。
VIM Adventuresという、Vimをゲーム形式で勉強できるサイトもありますし、以下のような書籍もありますので、お好きな方法で学んでみてくださいね。
今回はここまでです。それでは。