- Javaを学んでみたいけど、よくわからないな
- 試しに一冊買ってみたけど、公式みたいなものが多くてイメージできないよ
- Java初心者が学ぶのにおすすめの本とか知りたいな
- 文系向けの本を教えて欲しい
こういった方に、おすすめの書籍を3冊ご紹介します。
私は日頃の業務でWebサービスの開発をしており、Androidアプリ開発も経験しています。
その際にはJavaを利用して開発することも多いです。
以前の案件もサーバー側はJavaで開発していました。
そんな私ですが、新卒のころは文系未経験での入社だったため、Javaも全く分かりませんでした・・。
会社からオススメされた本があったのですが、中を見ても使い方のイメージができなかったのです。
しかし、きちんと分かりやすい本に出会ってからは、少しずつ使い方や全体像をイメージすることができるようになりました!
そのあとはJavaの資格(Java SE8 Gold)を取得し、実際の業務などで手を動かしながら学習を進めたことで、今では1人でいろいろと作業ができるようになりました。
最初の一歩を踏み出すサポートをしてくれた本たちには、今でも感謝しています。
そんなわけで、今回は文系未経験がJavaの学習をする際におすすめの書籍を3冊ご紹介しますね。
Java入門におすすめの本3選
Java入門におすすめの書籍をご紹介します。
私(文系、プログラミング未経験出身)が実際に読んで役に立った本を選んでいるので、文系未経験の方でも問題ありません。
もちろん理系の方もJava初心者の方であれば参考になると思います。
まずはこれらの本を読んで、
- 「Javaとはどういうものか?」
- 「どんな感じでコードを書いていくのか?」
- 「どんなことができるのか?」
という全体像を把握していただければ、今後の学習がスムーズに進むと思います。
一番効果があるのは手を動かして実際に開発してみることなので、これらの本で概要をつかんだら、ぜひ小さなアプリなどを開発してみてくださいね。(ちなみに、私は最初に電卓を作りました!)
『スッキリわかるJava入門』
新入社員である湊くん(プログラミング未経験)が、同期の女の子と一緒に、ベテラン社員の指導のもとで少しずつ成長していく、という本です。
湊くんが抱く初心者ならではの「なぜ?」に、1つ1つ丁寧に解説してくれています。
本来であればサラッと流されてしまいそうな疑問にも、豊富なイラストやコードと一緒に解説してくれるので、イメージがつかみやすいのが特徴です。
また、プログラミングの概念をゲームに例えて教えてくれるので、プログラミングが全くの初心者の方でも、読みやすい内容になっています。
特に素晴らしいのが、Javaでは避けて通れないオブジェクト指向についても扱っている点です。
いきなりコード上で「オブジェクト指向とはこうですよ」と書くのではなく、まずはイメージを把握するところから始めてくれます。
ゲームに例えた具体例から少しずつ解説してくれるので、1冊読み終えるころにはざっくりとオブジェクト指向を理解することができますよ。
私もこの本を読んで初めて、プログラミングの全体像やオブジェクト指向をイメージできるようになりました!
今でも感謝している本です。
- ゲームを例にしておりイメージが掴みやすい
- オブジェクト指向を分かりやすく説明している
- 新卒未経験の主人公と講師役のベテラン社員の掛け合いを通して、Java入門者がつまずきやすい点を理解できる
- イメージやコードの全体などが掲載されており、視覚的に理解しやすい
- 実際に手を動かして学べる環境(dokojava)が用意されている
- Javaの超入門書を探している方
- ゲーム好きの方
- オブジェクト指向の概要を掴みたい方
- プログラムが動くイメージを掴みたい方
- キャラクター同士の掛け合い形式が好みの方
『スッキリわかるJava入門 実践編』
先ほどの『スッキリわかるJava入門』の続編で、前作よりも実務よりの実践的な内容になっています。
超入門者というよりも、Javaのことが少し分かってきた初心者向けです。
前作同様に湊くんが主人公ですが、今回の湊くんはJavaの入門者から初心者にレベルアップしています。
そのため、Javaのことが少し分かってきたからこそ疑問に思うような点を取り上げています。
例えば、こんな感じ。
- 文字列の操作はできるようになったけど、色々なパターンの文字列に対応するのは大変。もっと簡単に処理できないかな?
- ArrayListって便利だけど、配列と何が違うの?
- インスタンスをコピーしようとしたらおかしくなっちゃった!?どうして?
そんな方のために、今回も豊富な図とコードを例に丁寧な解説をしてくれています。
特に素晴らしいのが、実務で必ず使う「ファイルの操作」「ネットワーク通信」「データベースアクセス」「単体テスト」などについて解説されている点です。
この重要ポイントがそれぞれ独立した章になっているので、解説の量も十分です。
この本を読んだだけで即戦力になれるわけではありませんが、脱初心者の足がかりとなる良書だと思います。
アジャイル開発やデザインパターンにも触れているので、参考になる場面はかなり多いはずです。
- イラストや図が豊富
- Java初心者が陥りやすい間違いや勘違いにも丁寧に解説している
- コードサンプル内での省略などがほとんどないので、全体を確認できる
- 実務で役に立つ「ファイルの操作」や「ネットワーク通信」などの章もある
- アジャイルやデザインパターンにも触れているので、次に繋がる内容となっている
- Javaの入門書を読破した方
- 全体的なイメージを把握しながら学習したい方
- 業務で必要な最低限のJava知識を網羅したい方
- いきなりJavaの現場に放り込まれてしまった新卒エンジニアの方
- Javaの技術書に挫折したけど入門書レベルはちょっと、という方
『新・明解Java入門』
前2つとは異なり、本書は教科書チックな内容となっており、著者の柴田先生の講義を聞いているような感じで学習することができます。
こちらの特徴は、豊富な図表とプログラムを中心にしていることです。
図表は284点、サンプルコードは258点あるため、その力の入れ具合がわかります。
Javaを扱う上で必須となる構文(if文やfor文)や演算、クラスやメソッドの扱い方など、具体的な実例をもとに解説してくれます。
コードサンプルの横に実行結果も掲載されているので、全体的に見やすい構成でした。
一見小難しそうに聞こえるかもしれませんが、基本的な部分から論理的に1つ1つ解説されているため、思ったよりもスッと頭に入ってくる感じです。
この本を読んだことで、スッキリシリーズで把握したイメージに確固とした骨組みが加わったので、私的にはとても良かったと思います。
イメージよりも理由を知りたい方には特におすすめです。
サンプルのプログラムも凝っていて、数当てのようなちょっとしたゲームになっているので、読んでいて楽しいのもポイントですね。
- 教科書や参考書に近い構成
- 図表やサンプルコードが豊富
- クラスやメソッドの使い方など、基本的なところから論理的にコツコツ解説
- プログラムが凝っていて面白い
- Javaのプロジェクトの構成なども分かる
- 入門書は読んだけど、そこから伸び悩んでいる方
- イメージよりもロジックで覚える方が肌に合っている方
- スッキリシリーズで把握したイメージを固めていきたい方
- 参考書での学習の方がやりやすい方
- Javaの基礎的なところはなんとなく分かったけど、それらの背景や理由がまだちょっと不安な方
終わりに
今回はJava入門におすすめの書籍を3冊ご紹介しました。
「Javaを学びたいけど何から手をつければ良いかわからない」「ちょっと勉強したけど、よくわからない」という方は、まずこれらの本を読んでみてください。
基本的には難易度順に紹介したので、ご自身のレベルに合わせて、以下のように読み進めると必要な知識は網羅できると思います。
- 入門者向け:『スッキリわかるJava入門』
- Javaの全体像をつかみましょう。
- 初心者向け:『スッキリわかるJava入門 実践編』
- Javaの実務で使う内容を把握しましょう
- 初心者向け:『新・明解Java入門』
- 知識を振り返りつつ、把握したイメージに骨組みを加えていきましょう。
これらを読み終えたら、ぜひ何かアプリを作ってみてください。
実際に手を動かして開発してみると、理解がより深まりますし、プログラミングの面白さに気づくと思います。
そのためにもまずは自分にできるところから始めてみましょう!