Androidでアイコンを使用する場合、画面の解像度に合わせて数種類用意しなければなりません。
最近の端末は解像度が高いので、基本的にはxxxhdpiかxxhdpiなどで対応できることが多いのですが、格安スマホやらくらくホンなどの中には解像度が低いものもあります。
そのような端末で高解像度のアイコンを表示すると、極端に大きく表示されたり、アイコンのレイアウトが崩れたりしてしまうのです。
そのため、ユーザーがどの端末を使用していても対応できるようにするためには、解像度が異なるアイコンを数種類用意しておく必要があります。
ですが、いざアイコンを用意しようと思っても、解像度ごとに用意する方法が分からなかったり、そもそも面倒だったりしますよね。
でも安心してください。
AndroidStudioに用意されている機能を使うと、数クリックで解像度ごとのアイコンを作成することができますよ。
そんなわけで、今回はAndroidStudioでアイコンを作成する方法についてご紹介しますね。
AndroidStudioで解像度別のアイコンを作成する手順
それでは、早速アイコン画像を作成してみましょう。
手順は以下の通りですので、画像を参考に進めてみてくださいね。
- AndroidStudioを開く
- プロジェクトフォルダを選択した状態で、File > New > Image Asset をクリック
Image Assetが開かれます。
今回は通知用アイコンを作成することにしましょう。
- 「Icon Type: 」で 「Notification Icons」を選択
- Asset Type を選択する
任意の画像を選択する際は「Image」を、AndroidStudioのデフォルトのアイコンを使用する際は「Clip Art」を、文字だけで良い場合は「Text」を、選択してください。
- 名前等を設定し、「Next」をクリック
- 保存するディレクトリを確認したら、「Finish」をクリック
これで完成です。
保存先に指定したディレクトリを確認してみてください。
以下のように、解像度ごとにアイコンが作成されているはずです。
どうでしたか?
想像していたよりも、すごく簡単だったのではないでしょうか。
これでいつでもアイコンを用意できますね。
解像度別のアイコンはAndroidStudioのImage Asset Studioで作成できる
今回使用したのは、AndroidStudioに用意されているImage Asset Studioという機能です。
この機能を使うと、以下のアイコンを作成することができます。
ランチャー アイコン
Image Asset Studio を使用したアプリアイコン作成
アクションバーおよびタブ用のアイコン
通知アイコン
私の場合は、Android8(Oreo)のバックグラウンド実行制限への対応でとても役立ちました。
Oreoからは、バックグラウンドでサービスを実行するためには、裏で動作していることをユーザーに通知しなければならなくなりました。
そのためにNotification Channelを使用して通知を出すようにしたのですが、このときに使用するアイコンの解像度を2種類しか用意していなかったので、低解像度の端末で動かした際にアイコンの表示が崩れてしまったのです。
そこで、 Image Asset Studioを使用してみたところ、とても便利なことに感動しました。
Image Asset Studioについてより詳しいことが知りたい場合は、公式ドキュメントをご確認くださいね。
参考:Image Asset Studio を使用したアプリアイコン作成
終わりに
今回はAndroidStudioでアイコンを作成する方法についてご紹介しました。
すごく簡単に作成することができるので、開発者はコーディングに専念することができますよね。
便利な機能をうまく使って、開発を効率化させていきましょう。
今回はここまでです。それでは。